不動産コラム

相続した空き家を放置するとどうなるか【リスク・費用・責任を解説】

相続した空き家を放置するとどうなるか【リスク・費用・責任を解説】

「とりあえず今は動けない」

「誰かが使うかもしれない」。

相続した空き家を前に、多くの方がそう感じます。

しかし放置を続けると、建物の劣化だけでなく、法的・金銭的なリスクが年々積み重なっていきます。
 

相続した空き家を放置するとどうなるか【リスク・費用・責任を解説】

■ 建物の劣化は想像以上に早い

人が住まなくなった家は、急速に傷み始めます。定期的な換気がなくなると湿気がこもり、木材が腐食します。数年で躯体にまで影響が及ぶことも珍しくありません。早い段階で対処すれば数十万円で済んだ修繕が、数年後には数百万円になるケースがあります。



■ 毎年かかり続ける維持費

空き家を保有しているだけで、毎年一定の費用が発生します。
・ 固定資産税・都市計画税:数万円〜十数万円
・ 火災保険料:空き家向けは割高になる場合があります
・ 草刈り・清掃:年2〜4回、業者に依頼すると1回数万円
・ 最低限の修繕:雨漏り・外壁補修など

 

合計すると年間30〜50万円かかるケースが多く、

10年放置すれば300〜500万円の費用が出ていく計算です。

相続した空き家を放置するとどうなるか【リスク・費用・責任を解説】

■ 所有者には管理責任がある

民法第717条では「土地の工作物の設置・保存に瑕疵があり、他人に損害を与えた場合は所有者が責任を負う」と定められています。台風で屋根材が飛んで隣家に傷をつけた場合や、ブロック塀が倒れて通行人がケガをした場合、所有者が損害賠償責任を問われる可能性があります。

■ 犯罪・衛生面のリスク

人の目が届かない空き家は、不法侵入や放火の標的になりやすい傾向があります。衛生面では、カビ・ダニが発生し、ネズミやハクビシンなどの害獣が住みつくことがあります。

■ 「特定空家」に指定されると規制が強まる

放置が続き建物の状態が著しく悪化すると、市区町村から「特定空家」に指定される可能性があります。「勧告」を受けると固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が大幅に上がります。最終的に行政代執行で解体された場合、費用は所有者に請求されます。

■ 放置するほど選択肢は狭まる

空き家の対応には、売却・賃貸・解体・リフォームして活用といった選択肢があります。しかし放置が長くなるほど建物の状態が悪化し、選べる選択肢は少なくなっていきます。早く動くほど選択肢が多く、費用も抑えられます。
 

相続した空き家を放置するとどうなるか【リスク・費用・責任を解説】

■ 一宮市の方へ

一宮市は名古屋市内まで電車で10〜15分という立地もあり、適切な状態で売却できれば買い手がつきやすいエリアです。「動きたいが何から始めればいいかわからない」という段階でも、ご相談いただければ現状の整理から一緒に進めます。
 

岩田知一(じぶん不動産株式会社 代表取締役/不動産・相続コンサルタント)

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じぶん不動産株式会社

代表取締役 岩田 知一

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